元料理人のトマト農家が作る絶品BBQソース

「料理」というゴールまで考えた農業

料理人は10年していました。東京にいましたが新型コロナの影響で関西に戻ろうかと考えていた時に「地域おこし協力隊」の募集が曽爾村であったんです。他の地域でも考えていましたが、トマト農家の募集ということもあり曽爾村に来た、という感じです。
トマトってそのままでも加工しても美味しいですよね！そこに惹かれていたというのはあります。元々料理をしていましたので、やっぱり使う時のことも考えてトマトを作るというというのは意識しています。漠然とソースを作りたいなとは思っていたんですが、ご近所の猟師さんから鹿肉をいただくことがありました。そこで「BBQソースにしよう！」と思い立ちました。キャンプ場が多い曽爾村にもピッタリなので曽爾村の新名物になれば良いなという気持ちも込めて製造をしています。

料理人だったからこそのソースづくり

ソースの中身は本当にこだわっていますよ(笑)。トマトベースにパイナップルや香辛料を入れて作っています。香辛料は約10種類となり独自配合にしています。ソースのイメージはBBQの本場アメリカです。シーズニング類もアメリカで使用されているものを使い、お肉の味を引き出すものにしています。保存料を使っておらずトマトは時期によって風味が異なります。最終的な味付けは自分の舌を頼りにして調整を行っています。
この時期によって風味が異なるトマトというのが面白くもあり難しいところでもあります。曽爾村の気候は寒暖差が大きいことから甘くてコクがあると思っています。それは他の地域との食べ比べをした結果です。そのトマトを使って美味しいBBQソースを作って皆さんにBBQライフを楽しんでもらえたら嬉しいなと思っています。BBQソースとはいえ白身魚のムニエルや卵料理など何にでも合う万能ソースとして「一家に1本」なんて考えたらワクワクしてきますね。